民泊はできれば避けて通りたい最後の手段だった?元バックパッカーが語るairbnbの現状

アジア

数年前から世界的に利用者が激増しているらしい民泊、今世界中で民泊がブームなんですね。

Airbnb(エアビーアンドビー)を筆頭に、いくつもの民泊マッチングサイトなるものが存在する事を沢山の旅行者から教えてもらいました。

私がまだ現役のバックパッカーだった頃は「民泊はできれば避けて通りたい最後の手段」だったのですが、時代は変わってしまったのですね。

事実、私が現在住んでいる東南アジアの小国「ラオス」にも民泊の波は押し寄せて来ているようです。

そこで、民泊について考えてみました!

なぜ?民泊を宿泊手段に選ぶのか?

先に記した様に一昔前までは「できれば避けて通りたい最後の手段」であった民泊がこうも支持を得ているのにはいくつかの原因があると思います。

○宿泊予約サイトの台頭
○コスト重視の旅行スタイルの変貌
○経験型旅行番組のミスリード

このような原因から今の民泊ブームが起きているのでは?と感じています。

現在の旅行者の傾向とは⁉

先に記した原因が近年の旅行者にどう影響しているのかを少し掘り下げてみましょう。

宿泊予約サイトの台頭

驚くべきことに予約サイトを利用するバックパッカーの数は非常に多くなっています。

次の街の宿のドミトリーのベッドでさえ予約をしてから移動する有様です。

知らない街の宿の状況が見えるようで、一見効率的な旅行スタイルにも見えるのですが、実は予約サイトを利用するのに余りメリットはありません。

サイト運営側も無料ボランティアとして宿と旅行者をマッチングして助けている訳では無いため、当然仲介手数料が発生します。
その分のコストが乗っかって来るのでウォークインでの宿泊料金が安いことが多々あるのです。

仮にサイト経由での金額が安かった場合、確実に宿の利益は削られていて、特に小規模なゲストハウス等の場合「なんか納得できない」状態で宿側は宿泊者を受け入れています。
 

コスト重視の旅行スタイルの変貌

このような予約サイトの台頭から徐々に宿からフレンドリーさが失われていき、ある意味ビジネスライクな味気ない対応しか受けられなくなってきた利用者も段々と質が変わってきました。

現金決済することで「お客様」扱いされていたのに、web決済したら良い対応を受けられない!

そんな処からでしょうか、自分がカスタマーで有ることを猛烈に主張する旅行者が増えてきたのです。

確かに昔から妙に自己主張が強い旅行者は一定数存在してはいました。
旅行者の間でも現地の観光業従事者の間でも「面倒臭い、変わった人」として扱われていたのですが、現在はその
面倒臭い人がマジョリティになりつつあります。

経験型旅行番組のミスリード

世界各国で「経験型旅行番組」は人気のようですが、番組を鵜吞みにしてはいけません!

「東南アジア最後の秘境!」とも呼ばれるラオスでは結構な頻度で旅番組の撮影が行われます。

私も撮影を手伝ったことがあるのですが、撮影隊は「どんな作品を撮るのか?」とあらかじめ筋書きが決まっていて、その上で許可を得た場所で許可を得た映像を収録するのです。

例えばラオスでは民泊は許可されていません。

タレントが民泊できるのは事前に許可を得て政府の役人同行のロケ隊だからできているのです。

このような要因から、「格安で人間味溢れる対応を経験すること」を夢見る旅行者が民泊に流れていると感じます。

確かに民泊でしか味わえない良さがあるでしょう。

宿泊コストが非常に高い欧米や日本などでは効果的な選択なのかもしれません。

しかしそこには「それなりのクオリティでの対応」が待っていることに裏打ちされた「お値打ち感」があればこその民泊だと私は思います。

なぜ「民泊はできれば避けて通りたい最後の手段」だったのかですか?

答えは簡単「無駄に面倒事に巻き込まれる可能性が高くなるから」です。

それでは皆さん、気を付けてよい旅を‼

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