学生の頃、留学でフランスに一年半ほど滞在していました。
憧れのヨーロッパ、行きたい場所は数あれど、
費用を考えるとお金のない学生の身分ではかなり限られていました。
booking.comなんかで探してなんとか見つけた格安のホテルでは、
めちゃくちゃ古かったり、汚かったり、シャワーでお湯がでなかったりと
散々でしたが、海外ではこういうことはザラにあります。
そんな時に友人に教えてもらって知ったのがAirbnbでした。
当時まだ日本ではほとんど知られていなくて、個人と個人との部屋の貸し借りというシステムは
プライバシー重視の日本人としては大丈夫?と不安に思う部分もありましたが、
とりあえず複数利用なら安心だろうと言うことで、日本人の友人と2人で
南仏旅行の際に利用してみることにしました。
結果は◎。
マンションの一室を貸切る形にしたのですが、オーナーさんとのやりとりもスムーズで、
部屋もおしゃれで広くて綺麗、値段は格安ホテル並で、
しかも一部屋あたりの値段なのでふたりで割れば半額!
これはいいということで、その後の約一年で計7回、Airbnbを使って旅行しました。
その中で感じたのは、当たり外れはあるが、
よく見極めて選べばいいめっちゃイイ!ってことです。
フランス南部の大都市マルセイユでの失敗Airbnb体験
外れ、の話をすると、7回の旅行の中で一度、
とんでもない部屋を選んでしまったことがありました。
フランス南部の大都市マルセイユという街に行ったのですが、
こちらフランストップレベルの治安の悪さで有名なところです。
選んだのは中心部にある綺麗なお部屋、のはずだったのですが、
たどり着いてみるとそこは恐ろしく危険そうな薄暗く狭い路地の超古い建物の最上階。
狭くて軋む階段にはネズミが走っていました…。
軋む扉を開けてみると確かに写真通りの綺麗なお部屋が。
そう、思い返してみれば、部屋の紹介では、内装の写真しかなく、
窓からの眺めや周辺の建物写真は一切なかったのです。
使い道のない部屋を内部だけリフォームして提供している、というところでしょうか。
いくら内部が写真通りといえどさすがにこれはキツかったです。
とはいえ、本当に外れだったのはそこぐらい
以来、利用者数や口コミのチェック、建物自体の写真があるかどうか、
googlemapで周辺の確認など、がっつり確認するようになりました。
しかしながら本当に外れだったのはそこぐらいで、
フランス以外にもスペイン、イタリアでも利用しましたが、
イケメンオーナーさんが駅から部屋まで荷物を持って案内してくれたり、
周辺のおすすめスポットを教えてくれたりしたこともあり(ホストの皆さんは英語が話せる方が多いです)、
地元の方とのコミュニケーションがもてるという点でも魅力的なサービスだなと感じました。
日本国内ではまだ使ったことがないのですが、現在では民泊というシステム自体
だいぶ浸透してきているようですし、ぜひ次回の旅行では利用したいと思っています。