満室間違いなし!絶好のロケーションでairbnb民泊許可物件が見つかったが、断ることになった理由。

ホスト・オーナーの話

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不動産屋さんからairbnb民泊許可物件の連絡が

現在airbnbの為に借りている物件を契約する際にお世話になった不動産屋さんから突如連絡が来ました。

「S区で民泊許可物件が出ました!次の物件に如何でしょう?」

という内容。

S区と言えばこの辺りでは最も人気の高い場所で、そのエリア周辺のリスティングは二ヶ月先まで殆ど満室状態。

資料を見ると、家賃もかなり安いのです。

せっかく見つかったairbnb民泊許可物件、しかし…

若干嫌な予感もしないでもないものの、見るだけならタダだし

一回行ってみるかということで、しかしながら一人では不安だったので

その地区でカフェを営んでいる知り合いも誘い、一緒に見て貰う事に。

早速不動産屋さんに案内され中に入った私達は、まずエレベーターの狭さに驚愕。

一辺が一メートルもなかったのではないでしょうか。

発展途上国でさえあんな狭いエレベーターは見た事がありません。

そして部屋も部屋でこれまた狭いのです。

1K、布団を二枚敷いたらもう床の面積は全部埋まってしまうぐらいの狭さ。

お風呂はユニットバスです。

何故何もかもがこんなにも小さいんだ…

しかもこの物件だと誰かが常駐する事は不可能です。

airbnb民泊は誰かが常駐しないとトラブルの元なのです

常駐しないとなると、盗難やら騒音でのクレームやらのリスクが高まり、

近隣に迷惑をかける上に余計な仕事が増える可能性が高くなります。

それでも不動産屋さんは頑張って

「いやーここなら頑張って三人は寝れますよ!」

等とのたまうのですが、いやいやどう考えても無理ですって。

しかしながら私は迷いました。

言ってみればこのエリアは、必ず予約が入る事がほぼ確定しているエリアなのです。

どんな条件でもロケーションさえよければゲストは来てくれるのではないか、

家賃分ぐらいは簡単に越すのではないかと、狭い部屋を眺めながら頭の中でうんうん悩みました。

不動産屋さんと別れた後も、知り合いのカフェでコーヒーをすすりながら

もんもんと考え込んでしまい、どうしようどうしようとウジウジする私。

うーん難しいところだねと知り合いも唸ります。

airbnb民泊利用者に意見を聞くべく国際交流

と、そこへやってきたのが韓国人女子三人組。

すると、知り合いが私に囁きました。

「チャンス!彼らは恐らく民泊に泊まってる旅行者だよ。色々聞いてみるんだ!」

幸いにもそこのカフェはお客さん同士がコミュニケーションを取りやすい構造なのです。

さりげなく「どこから来たんですか?」と会話を始めてみまして、

「実はairbnbに興味があるんですが、どんな物件に泊まっているんですか?」と本題に。

彼女達は気さくに答えてくれました。

聞くと、ここよりも都心の物件、まるまる一軒屋貸し出しにも関わらず、かなり安い値段でした。

それが相場なら、件の部屋だともっと安くするしかないということになります。

airbnb民泊利用者の立場に立ってみるとわかること

その時、私はふと気付きました。

この辺りで見かけたことのある旅行者は、殆ど三人組だということに。

更に、今まで泊まってくれたゲスト達の顔を思い出しました。

私は彼等にあそこに泊まってほしいと思うか?

彼らはあそこに泊まって楽しんでくれると思うか?

結局私はその場で不動産屋さんに電話をかけて断りました。

愛情のない仕事は何一つ面白くないはず。

どれだけ他に儲かる方法があったとしても、自分は自分のやり方を貫いていこう。

と改めて思いました。

知り合いも、うんうん、それでいいよ、と笑いました。

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