Airbnbでゲストさんが滞在先に求めるのは”異国のお母さん”?田舎の島で民泊をするホストの話

ホスト・オーナーの話

Airbnbゲストといっても本当に様々ですが、都市部の方では特に、利便性、サービスが最重要になるかと思います。

しかし、過去3年間Airbnbホスト及び、民泊の受け入れで200件程度のグストさんを受け入れた経験で感じるのは、ホームステイ先の”お母さん”のような役割を、時に担う気がします。

現在の私は、田舎の観光客0の島に暮らして民泊受け入れをしていますが、東京の中心地で民泊受け入れをしていた頃に、特別それを感じました。

東京のゲストさん(もしくは大阪)は、成田や関空から日本に入国します。

すると、日本で最初に泊まる場所になる確率が高く、みんながみんな、旅慣れしているわけでもない為、外国人と言っても、日本人と同じで内向的な人もやっぱりいます。

人見知りする人や、気を使うタイプの外国人の方は意外に多く、緊張の面持ちで、時差で疲れた顔を見せながら、滞在先である私の自宅にやってきます。

そんな時「ようこそ日本へ、おかえり」。

そんな心持ちで、迎えるだけで、彼らの硬い表情はとてもホッとした表情を見せるのです。

学生時代などに、語学留学に行ったことがある人は、まずその国に行ったらホームステイをしてその国に慣れたいった経験を持つ人もいるのではないでしょうか。

民泊の場合、宿泊業の施設と違い、たくさんのゲストが同時に滞在することは基本的にはないので、一組だけの滞在となり、ゲストさんがホストの普段の生活空間の中に入ってきます。

短くともそこで共同生活をして、時には一緒に食事を共にしたりするため、その国のリアルな家の空気感や文化、習慣を深く、早く体験します。

前述した通り、今、私は東京を離れて、四国の端の誰も知らないような田舎に住んでいますが、そんな”お母さん”の心持ちは、田舎で受け入れる時にも喜ばれるなと感じます。

街の喧騒に少し疲れを感じ始めて、ホッと一息つきたい人が多いからです。

そんな”異国の家族”を受け入れる。

実はそれが民泊ゲストさんが求めているものの、一つではないのでしょうか。