民泊airbnbホストが語る、鍵の受け渡しに関するトラブル体験

トラブル

当方空いている個室をairbnbで貸している者です。

貸切とは違い、同じ家に住んでいるのでゲスト滞在中のケアがしやすく、

チェックインの時もなるべく最寄り駅までゲストを迎えに行くようにしています。

しかし、その日は本業の方がどうしても手が離せず、ゲストを迎えに行く時間が

どうしても取れなかったため、セルフチェックインという形を取ることにしました。

事前にPDFで電車のルート案内、最寄り駅から自宅までのルート案内を送っており、

鍵はポストに入れてあるという旨も伝えていて、準備は万端のように思えました。

ところがです。

あろうことか当日鍵をポストに入れ忘れてしまったのです。

しかし幸いなことに、その頃長期滞在で結構仲良くなっていたゲストが自宅の別の部屋に滞在中でした。

連絡を取ってみると、今家にいるとのこと。

そこで彼に鍵をポストに入れておいてくれるよう頼んでみると、彼は快く了承してくれました。

そしていざゲストが家の前までたどり着いた時、どうやら鍵が見つからなかったようで、

私にメッセージを送ってきました。

しかし、その時ちょうど仕事が大詰め状態で、携帯を見る余裕がない時間帯だったのです。

私が携帯をチェック出来た頃には、大量のメッセージが一時間前に来ている・・・という状態で、

しまった!と思いましたが、時すでに遅し。

どうやらゲストはその場で違うairbnbの部屋に予約を入れることが出来、事なきを得たようで、

今回こちらの予約はキャンセルしたいとのことでした。

その後airbnbが処理をしてくれ、どちらにも手数料・ペナルティがかからないよう配慮してくれました。

有難い措置でしたが、家の前まで来てもらったのに申し訳ないことをしてしまったという

気持ちでいっぱいになり、ゲストには謝罪のメッセージを送りました。

ゲストはとても親切な方で、「大丈夫ですよ!あなたこそ大丈夫でしたか?

また次の機会があればこちらに予約を入れますね!」と暖かい返信を下さいました。

長期滞在をしていたゲストはちゃんと鍵を入れてくれていたようで、

しかもその日彼は一日中家の中にいたので玄関もロックされていなかったらしく、

インターホンを鳴らしてくれたら気付いたのに…と言っていましたが、

外国に旅行中という状況下、尚且つairbnbを使い慣れていないとそこまで頭は回らないだろうし、

インターホンも押していいかどうか分からなかったのでしょう。

何よりそもそも今回の出来事は、私が鍵を入れ忘れてしまったのが原因です。

この場合、鍵を入れているポストの写真も添えて事前に送っておく、鍵は常にポストに入れておく、

等の措置を取っておけば回避出来たでしょう。

折角楽しみにして旅行に出掛けた先でこのようなトラブルに遭ってしまうと、

もし自分なら心が折れてしまうし、緊張と心配で体力気力も消耗してしまいます。

安心してゲストが楽しめるよう、こちらの過失によるトラブルは極力避けるのは

勿論の事、旅行者の心情を配慮しつつ対応していかなければと強く思わされた出来事でした。