民泊を通して変わる人の心~カナダでairbnbを利用した話~

北米

ここ数年、2年に1度ほどは海外に1週間ほど滞在する機会があるのですが、

実にその半分ほどが民泊物件であるほど身近なものになっています。

何よりホテルよりも安いというのが魅力ですね。

民泊を知ったきっかけは2012年に3ヶ月滞在したカナダのバンクーバー

それまでシェアルームやシェアハウス、通常のBnBは知っていました。

筆者がカナダで滞在したのもシェアルームだったのですが、知り合った現地の方に話を聞くと、

1週間から数ヶ月間休暇や仕事で家を空ける場合は有料で貸し出すし、

それを仲介するサイトも幾つかあるんだよ、と教えてくれました。

昨今では日本の都市部でも一般的になりつつある民泊の管理業者も、

当時からカナダでは利用するのが通常のこと。

元々ハウスクリーニングの業者であった会社が民泊専門の清掃業者に変わったなんて話も聞きます。

そんな話を聞き、宿泊の文化の違いをまざまざと知った瞬間でした。

初めてのairbnb民泊宿泊の経験

その後、別の機会にトロントでの滞在先を検索し、とても安い物件を見つけました。

これが初めての民泊宿泊の経験です。

いつも旅行を共にする同行者との楽しみは、現地のスーパーで食材を探して調理して食べることですので、

キッチン付きでホテルの半額ほどなうえに金融街というトロントで一二を争う地価の場所に

泊まれるのは交通面や経済面でとても助かりました。

案内された住所に交通事情で遅れてしまったのですが、ホストの方はとてもフレンドリーに

「トロントっていつも渋滞してるでしょ。ホント困るわよね」と笑顔で対応してくださり、

ホッと胸をなでおろしました。

部屋を案内してくださる際にも、本当に詳しく説明して頂いたり、周辺のスーパーや

美味しい店、観光スポットなんかもメールでリストにしてくださり、

「他にも困ったときはいつでも言ってね」と言って頂けたので、見知らぬ土地でとても心強く、

こういう宿泊の形もあるんだ、と民泊の良さを実感した滞在でした。

母も民泊に満足しさらに

実はつい最近、母にも民泊という形で泊まれる場所があるよ、と紹介し、

筆者が滞在する先での宿をAirbnbで予約しました。

ホストの方は、筆者がトロントでの民泊のように優しく、ある程度高齢の母にも

よく気を遣ってくださる行き届いた方でした。

母も最初はAirbnbのシステムに戸惑っていましたが、宿泊後にはとても満足して帰ってくれたようで安心しました。

そして今年、その母が住む実家の一部屋を民泊にしようかという計画を立てています。

民泊に懐疑的だった母も重い腰があがったようで、どうしたら実現できるかや、

筆者からのサポートを補助ホストとして受けるべく、少しずつではありますが実現に向けて動いています。

どうせならホテル的なものよりも、その地域特有の雰囲気を味わって欲しいので、

アクティビティの紹介や和服での周辺散策など、実家周辺の風景や

雰囲気がゲストに残ってくれればいいな、と思います。

民泊は、システマティックな観光とは違って、その土地のリアルな状態に触れ合い、

人の心を動かします。

何かと民泊のネガティブな部分が取り上げられる日本の現状のなか、

筆者も何かしらの形で貢献したいですね。

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