airbnb民泊シェアハウス型物件で気の合わないゲストが長期滞在でやって来た場合の対処法

トラブル

友人のエアビ物件で起こったトラブルです。

ある日、一人のヨーロピアン男性が

一ヶ月間の長期滞在希望で友人の元へやってきました。

友人はありがたいと喜んでおり、彼を大歓迎していました。

また友人はエアビの他に別の業種の経営も行っており、

最近そちらも忙しくなってきたとのことで、資金が必要だと話す彼に

時折少しばかり手伝ってもらって小遣い程度のサラリーを渡したりと、

いい相乗効果を生み出しているようで私も応援していました。

ところがです。

一週間程経った頃、友人が疲れきった顔で私の元へやってきました。

どうやらその彼と全く気が合わないとのこと。

彼女が自分のエアビ物件で仕事をしていた時、合間に自分の昼ごはん用に炊いたご飯を

何の断りもなく勝手に食べられてしまったのだそう。

それに自分用に買った調味料も日々大量に使われてしまうし、

また物件の設備に対して不満を言われることも多いそうです。

おまけに彼は友人の仕事内容にどんどん意見するのだそう。

彼は考え方が論理的で、自分がいいと思ったことはとことん勧め、

友人がそれは必要ないと言っても、何故?と必ず理由を追求し、

納得するまでは議論を止めないのだと言います。

これらの彼の言動、行動に友人はほとほと疲れてしまったようでした。

一方私の物件には同じくヨーロピアンゲストが泊まっていたので、彼らに上記の内容を話してみました。

すると彼らは、シェアハウスのような場所で人のご飯を勝手に食べるのは

ヨーロッパでは普通なのだと言います。

いわゆるシェア文化なのだそう。

理屈っぽいところに関しては、もしかしたらその国の国民性かもしれないが、

僕のその国の友人はそんなことないから、単にその人の性格によるものかも、ということでした。

結局友人と彼は途中でちょっとした事で揉めてしまい、

結局彼は私と仲良くなった流れで、その後私の物件に引っ越すことになりました。

彼は、友人が物事や言いたいことをはっきり言わないことに対して憤っており、

言いたいことがあるならダイレクトに言ってほしかったと落ち込んでいました。

しかし友人にしてみれば、気が合わないなんてはっきり面と向かって言えるわけないじゃないかとのこと。

異文化交流の難しさを垣間見た気がしました。

ちなみに彼は一週間半程私の物件に泊まりましたが、

意見の違いが生じた際にははっきり言うことを心がけて接するようにすると、彼は非常に朗らかでいい人でした。

人の国民性によって接し方を柔軟に変えることは大事かもしれないと思いました。