一ヶ月ほど前からアパートの一室で小さな民泊経営を始めたのですが、はじめに部屋作りをした時の話です。
当初部屋のインテリアを洋風スタイルにするか和風スタイルにするかで悩みました。
特に欧米人にとっては洋風の方が居心地が良いでしょうが、
折角日本に来たのであればここでしか味わえない和風スタイルを
体験して貰いたい!という事で、和風にしようと決めました。
民泊物件の部屋作り:まずは物件探し!
散々不動産屋さんをハシゴしてちょうど二軒見つかった民泊許可物件のうち
一軒が畳部屋メインの物件だったので、そこを契約することに。
民泊物件の部屋作り:次は家具集めです!
骨董品や昭和レトロな古いものをふんだんに使いたいところですが、
ネットで見てみるとどれも値段が高く、すぐに予算オーバーになりそうでした。
ところが家族に相談してみると、
「そんなんうちの倉庫に山ほど眠ってるから持って行ったら?」と言うのです。
うちには家の裏に大きな倉庫があるのですが、私自身は用もないので
滅多に足を踏み入れたことはありませんでした。
聞くところによると、もう使わない家具やら色んなものを、
粗大ゴミで出すのも面倒臭いという理由で
かれこれ30年間倉庫に放り込み続けてそのままだと言うのです。
試しに行ってみると、なんとまぁ色んな掘り出し物が掃いて捨てる程出てきました。
アンテナがビョーンと伸びた昔のテレビ、
衣紋掛けを掛ける衣桁
(恐らく衣紋掛けや衣桁という言葉自体もはや知っている人も少ないでしょう。
私自身家族に聞くまで知りませんでした)、
大きなレコードプレイヤー、
ちゃぶ台、
木製の衝立、
ひいおばあちゃんの形見の鏡台、
火鉢などなど。
更に近所の幼馴染の家にも似たような倉庫があり、
事情を知った彼女は倉庫に長年眠っていた昔ながらの布団カバー
(真ん中に丸い穴があいているもの)を大量にくれたのです。
家族と幼馴染に感謝しつつ、持っていけるだけ
軽トラに積んで持って行くことにしました。
民泊物件の部屋作り:後は設置すれば和風部屋が完成
友人にも手伝ってもらい、畳部屋にそれらを置いていくと、
とても良い感じの和風部屋が完成しました。
特に衣桁とひいおばあちゃんの鏡台がいい味を出してくれています。
それからちょくちょく予約が入り、
皆日本スタイルの部屋に泊まりたいと言って来てくださり、とても嬉しいです。